成田空港に隣接する千葉県多古町は、世界最先端の航空物流拠点の開発を目指し、オーストラリア最大の不動産会社とタッグを組むことになり、3月16日、熊谷知事に報告しました。

 県庁を訪れたのは、多古町の平山富子町長と、物流施設に特化したオーストラリア最大の不動産会社・グッドマングループのCEOです。

 両者は、成田空港に2029年に完成予定の3本目の滑走路の隣接地に新しい国際航空物流拠点を建設する予定で、16日は空港会社の田村明比古社長も同席しました。

 この席で、多古町の平山町長は「空港周辺9市町に新たな機能が形成されるよう取り組んでいく」と意気込むとともに、県にも連携への協力を求めました。

 これに対し、熊谷知事は「空港周辺地域に国際的な産業拠点が整備されていくことを期待している。県としても熱意に最大限応えていきたい」と話しました。

 なお、新たな国際航空物流拠点について、グッドマングループは「世界最先端の拠点を目指す」と説明しています。