会社の経営を引き継ぐ「事業承継」の促進に向けた会合が5月19日、オンラインで開催され、事業承継を円滑に行うための情報の共有や意見交換が行われました。

 会議を開いたのは、千葉県内の中小企業の事業承継をサポートする「千葉県事業承継・引継ぎ支援センター」で、会議には、県内の銀行や信用金庫などから約20人が出席し、行政の担当者らが事業承継の現状などを説明しました。

 会議では、全国の中小企業の半数以上で後継者がいないことなどが紹介され、事業承継が喫緊の課題との認識を共有しました。

 また県内では、資産に余力がありながら活動を停止する、いわゆる休廃業や、解散を行った企業の数が2022年、2000件近くにのぼり、4年ぶりに増加に転じたことが紹介されました。

千葉県事業承継・引継ぎ支援センター 統括責任者 河﨑昌浩さん
「(休廃業が)県内に与える経済的損失は相当大きい、減少させていきたいと思って活動していく」