成田空港を活かして千葉県経済の活性化を目指す官民一体の組織、「成田空港活用協議会」の総会が5月22日、千葉市内で開かれ、今後10年間の活動方針などを決めました。

 10年前に設立された協議会は現在、千葉県内の企業や市町村など146団体が会員となっていて、5月22日の総会では次の10年間の活動方針について話し合いました。

 具体的には、2023年度から3年を第1フェーズとし、ポストコロナの需要回復を見据えたビジネス展開を支援します。

 第2フェーズの3年は、2028年度に予定される第3滑走路の供用に向けて高まる需要をビジネスチャンスに変えることを目指します。

 そして、最終フェーズの4年間で機能強化後の成田空港の機能をフル活用し、県内経済の活性化を促進するとしました。

 総会には特別顧問を務める熊谷知事も参加し、「成田空港の強みを県や国の成長につなげ、次世代に受け継ぐことが私たちの役割だ」と話しました。