人手不足で物流の停滞が懸念される「2024年問題」。千葉県船橋市内にある物流倉庫では、倉庫内の作業の大半を自動化するなど、2024年問題を見据えた取り組みが進められています。

 船橋市の湾岸部にある物流倉庫「三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅲ」内に2022年11月、開設した「EC自動化物流センター」。5日、報道陣に初めて公開されました。

 専用のロボットが高さ5.5メートルの棚から商品を取り出して運んだり、ベルトコンベヤに乗せ梱包したりするなど倉庫内の出荷作業の大半が自動化されています。

 こうした物流業務の効率化で現在4割程度に留まっているトラックの積載率の向上を図るなど2024年問題を見据えた取り組みが進められています。

 物流倉庫を運営する三井不動産は「荷主などと協力して、引き続き、物流業界の課題解決に取り組んでいく」としています。