郡上市白鳥町で十五日夜、「白鳥おどり」が開幕した。商店街にアップテンポなおはやしとげたの音が響き、江戸中期から続く奥美濃の熱い夏が始まった。
 初日は下本町が会場で、踊り屋台の前でシーズン中の安全を祈願する神事などが行われた。郡上藩宝暦騒動を伝える「郡上宝暦義民太鼓」の上演の後、踊り屋台から「源助さん」の唄と演奏が流れ出すと、待ちかねた浴衣姿の踊り客たちが輪をつくった。
 「老坂」「猫の子」など曲が進むにつれ、踊りの輪が膨らみ、拍手とげたの音がひときわ大きくなった。白鳥観光協会によると初日の踊り客は約三千五百人。町中のおどりは八月二十六日までの十七夜で、徹夜おどりは同十三〜十五日。

 (堀亮)