大相撲名古屋場所(中日新聞社共催)八日目の十六日、富山市出身の朝乃山(23)=西十両五枚目、高砂部屋=は、旭秀鵬(きょくしゅうほう)(28)=西十両筆頭、友綱部屋=との対戦を寄り切りで制した。初日から八連勝で、単独トップを維持。十両に昇進してから三場所連続の勝ち越しを決めた。
 十両優勝経験があるモンゴル出身の旭秀鵬とは初顔合わせ。朝乃山は立ち合いで右の下手を取り逃がしたものの、胸を合わせたまま体を振って相手の左上手を切り、体が浮いたところを一気に寄り切った。
 九日目は魁聖(かいせい)(30)=東十両筆頭、友綱部屋=と対戦する。十二勝を上回れば、上位力士の番付の変動などに左右されるものの、幕内昇進は確実とみられる。
 地元では幕内昇進への期待が高まっている。富山後援会の藤井清則事務局長は「中日を全勝で折り返せるとは思わなかった。成長を感じる。十両優勝、幕内昇進のチャンスは十分にある」と話した。 (山本真士、向川原悠吾)