自慢のカブトムシを持ち寄り、木登りの速さを競う「カブトムシ頂上決戦」が十六、十七の両日、伊賀市西湯舟の農業観光施設「モクモク手づくりファーム」であった。丸太の上に高さ四十センチの登り棒を付けた「土俵」を駆け上がるカブトムシに、大人も子どもも歓声を上げた。
 二匹一組のカブトムシの尻を丸太に着けて棒につかまらせ、合図と同時にスタート。丸太をたたいて棒を登らせ、先に頂上に着いた方が勝ちとなる。
 六十四人が参加した十七日午前のトーナメント戦を制したのは、四日市市内部東小学校一年嶋村夢叶(ゆうと)君(7つ)。父哲弥さん(33)と二日前に鈴鹿市内の雑木林で捕まえた雄の「カブちゃん」は序盤出遅れがちだったが、一度登り始めると鋭い追い上げを見せ、決勝も逆転で制した。
 「頑張ったからゼリーをいっぱいあげたい」と嶋村君。夏休みの間、飼育箱の中の土を湿らせたり餌を与えたりしてかわいがるという。

 (帯田祥尚)