業務用制服・作業服販売のユニフォームネクスト(福井市)は十九日、東京証券取引所マザーズに新規上場した。県内企業の新規上場は二〇〇七年の前田工繊(坂井市)以来で、東証マザーズへの上場は初となる。
 同社は一九九四年、ワイケー企画として設立し、二〇一五年に現社名に変更。顧客の中心は国内事業者で、通信販売を主体にインターネットや電話などで制服などを受注している。一七年三月末現在の取扱商品は約四十七万点。一六年十二月期は売上高が二十九億三千四百万円、純利益が二億一千八百万円。
 東証マザーズは、一部上場を目指す成長企業向けの市場。一般的に株式を上場すると企業にとっては資金調達がしやすくなるほか、会社の知名度が向上して人材を集めやすくなるなどの利点がある。
 初日の取引では、公開価格の二千八百円に対し、買い注文が殺到したため、初値は付かなかった。
◆ネット販売で成長、海外も視野
 ユニフォームネクストは、横井康孝社長(44)がインターネット販売に目を付けたことが転機となり、会社が成長した。「業務用ユニホームのシェアを拡大したい」。上場を契機に、横井社長はさらなる飛躍へと意気込んでいる。
 社長に就任した二〇〇八年当時は、県内の顧客に訪問販売をしていた。時代の流れを察知し、現在はネット販売が主流に。会社が成長する中で目標に定めたのが上場だった。売り上げ拡大のほか、若者が県内で働く受け皿の役割も担いたい考えだ。
 現在は中小事業者からの注文が多い。「まだネットで買ったことがない人に利用してほしい」と、上場による知名度向上にも期待する。スポーツや学校向けではなく、あくまで働く人の制服にこだわり、将来は海外展開も目指す考えだ。
 「継続して出る結果こそが真の成果」と強調する。売上高百億円、そして東証一部上場を目指し、成長の歩みを進める。

 (中場賢一)