強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が各地で見つかっていることを受けて、富山市の富山空港貨物ターミナルや周辺に二十日、捕獲キットが設置された。
 国土交通省による緊急点検に基づいた措置。キットは縦八・一センチ、横一〇・二センチ、高さ一・六センチの紙製で、中に粘着のりが入っており、アリを捕獲できる。
 富山県職員の立ち会いの下、施設管理者の空港ターミナルビルの職員三人が、建物の屋内外の壁際を中心に十基設置した。二十五日まで職員が毎日確認する。ヒアリが見つかった場合には、県自然保護課や環境省に連絡して対応する。
 県総合交通政策室の上野彰空港施設班長は「国内の空港では発見されておらず可能性は低いが、国際貨物も若干輸送されており、ゼロではない」と話した。
 国交省は今月、国際定期便が就航している全国二十九の空港に緊急点検を要請。富山空港にはソウル、大連、上海、台北便が就航している。貨物ターミナルでは、乗客の荷物以外にも海外からの梱包(こんぽう)荷物も扱っている。 (山中正義)