二十七〜三十日に開かれる鈴鹿八時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)が四十回目を迎えることにちなみ、鈴鹿市が市長賞として優勝チームに贈るトロフィーと盾が二十日夕、市役所で披露された。伝統工芸の伊勢型紙を使用し、世界に鈴鹿を発信しながら記念大会の覇者をたたえる。
 トロフィーは高さ八十五センチ、幅と奥行きがそれぞれ約二十一センチのあんどん型で、県産の杉を主に使用。菊と唐草の文様が彫られた伊勢型紙のパネルが正面と裏面に施され、内蔵のランプがほのかに照らす。
 歴代の優勝チームなども刻印されているほか、側面に鈴鹿サーキットのコースをかたどったステンレス板を配置。底面には鈴鹿市章と「SUZUKA CITY」の文字が記されている。オコシ型紙商店(鈴鹿市江島本町)が企画・製作し、ギルドデザイン(亀山市能褒野町)が金属加工を担当した。
 盾は伊勢型紙の作品が入ったガラス製で、縦三十七センチ、横二十七センチ。鈴鹿市長賞を表すローマ字が、大会のロゴとともに刻まれている。大杉型紙工業(鈴鹿市白子)の製品で、優勝チームのライダー個人に贈られる。
 市役所には、オコシ型紙商店の起正明社長(53)とギルドデザインの松葉真一取締役(41)が訪れ、「伝統的なものづくりと新しい技術が融合した」とPR。8耐の決勝の三十日に賞品を手渡す末松則子市長は「期待以上の仕上がり」と喜び、「地元チームに優勝してもらいたいが、海外の選手らにも喜んでもらえるのでは」と話した。
 (山本克也)