富山県氷見市比美町商店街で、市出身の漫画家藤子不二雄(A)さんがデザインしたモニュメント「カニ丸」が折られているのが分かった。商店街振興組合が氷見署に被害届を出した。
 カニ丸は高さ五十センチ、幅七十センチほどの強化プラスチック製。内部に鉄の芯が入り、台座(高さ約七十センチ)にのっていた。
 組合の中村剛理事長によると、二十日午前八時ごろ、台座につながる脚の部分が折れているのを見つけた住民から電話が入った。カニ丸は左脚が折れて、台座のそばに落ちていた。十八日に折れているのを目撃した人もいたという。
 カニ丸は、組合が一九九六年にまちづくりのために藤子さんにデザインを依頼。富山湾の魚を擬人化した「氷見のサカナ紳士録」の一つとして考案された。この紳士録シリーズは、計十六体あり、全長約六百メートルの通りに並んでいる。
 中村理事長は、過去にもモニュメントの一部が壊されることがあったといい「寂しい気持ち」と話した。
 組合ではカニ丸を修復する方針で、防犯カメラの設置を検討している。