中部地方整備局名四国道事務所は二十一日、刈谷市にある伊勢湾岸道の刈谷ハイウェイオアシスに、「刈谷スマートインターチェンジ(IC)」(仮称)を設置すると発表した。一般道とハイウェイオアシス、高速道路が自由に行き来できるようになり、物流などの利便性が高まることが期待される。
 刈谷市と中日本高速道路(ネクスコ中日本)が事業主体となり、二〇二一年度末までの利用開始を目指す。総事業費は二十億円。
 刈谷市都市交通課によると、市内には自動車関連企業の工場が多いが、これまで高速道路のICが一つもなかった。そのため、輸送の際は近隣の豊田南ICや豊明ICを利用しており、地元からIC設置を要望する声が強かった。一四年度に検討を始め、一五年九月から国の実地調査が続いていた。
 名四国道事務所の担当者は「物流の効率化によって地域産業の生産性も上がり、付近の渋滞緩和も見込まれる」と話している。
 また、同事務所は岡崎市北部に建設予定の阿知和地区工業団地の近くに、東名高速の「岡崎阿知和スマートIC」(仮称)を将来的に設置するための調査を始めることも明らかにした。
 市交通政策課の担当者は「ようやくスタートラインに立った。国と協力して実現に向けて計画を進めていきたい」と話した。
 岡崎市では新東名高速の岡崎サービスエリア(宮石町)にもスマートICの設置を目指す計画がある。担当者は「阿知和のノウハウを生かし、これに続く形で新東名のスマートICも進めていきたい」としている。
 (佐藤浩太郎)