障害があり介助犬と一緒に生活している金沢市の平野友明さん(48)が二十一日、輪島市ふれあい健康センターで、日ごろの暮らしについて講演した。市内の小中学生と保護者ら約四十人が聞き入った。(山本義久)
 平野さんは二〇〇九年、仕事中に屋根から転落して首を損傷し、両手足のまひが残るなど体が不自由になった。一二年三月から介助犬のラブラドルレトリバー「タフィー」(雌、七歳)と暮らしている。
 入院中に在宅生活を支える介助犬の存在を知った。退院時、目標に掲げた外出することを介助犬が支えてくれている。平野さんは「タフィーのおかげでできることが増えた。まちで介助犬を見たら、心の中で頑張ってと優しく見守ってほしい」と話した。
 講演後には、デモンストレーションがあり、タフィーに鍵を拾ってもらったり、かばんの中から財布を出してもらったりした。
 平野さんによると、県内の補助犬は盲導犬二十一頭、聴導犬一頭、介助犬一頭で、輪島市内には、いずれもいないという。