郡上市のキャンプ場で愛知県常滑市の小学五年、下村まなみさん=当時(10)=が行方不明になって八年になるのを前に、母の益代さん(51)や学校関係者らが二十二日、現場近くの高速道路サービスエリアで情報提供を呼び掛けた。
 まなみさんは二〇〇九年七月二十四日、常滑西小の野外教育活動で訪れた郡上市の「ひるがの高原キャンプ場」で、肝試しコースの下見の途中に行方が分からなくなった。
 益代さんや親族は毎年、東海北陸自動車道ひるがの高原サービスエリアで、まなみさんの顔写真入りのティッシュを利用者に配り、情報を求めている。この日は、常滑市教委や郡上署員ら約五十人が活動した。
 こうした関係者や友人の協力を得て、毎年十一月に現場や周辺の山、川などで捜索も続けてきた。だが、益代さんには周囲の協力への感謝とともに「気になるところは既に捜した」との思いもあり、今のところは今後の捜索活動の予定を立てるのを見合わせている。
 会いたい気持ちに変わりはない。益代さんは、まなみさんの写真を見つめると「いつも、この顔が頭に浮かぶ。どんな内容でもいいので、情報が欲しい」と話した。

 (稲垣時太郎)