江戸後期の浮世絵師歌川広重(一七九七〜一八五八年)の風景版画を集めた特別展「広重 雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく」(安城市歴史博物館、中日新聞社主催)が二十二日、安城市安城町の市歴史博物館で始まった。九月三日まで。
 広重の生誕二百二十年に合わせて開催。江戸時代の宿場、東海道五十三次の風景を描いた代表作「東海道五拾三次之内(のうち)」=写真=全五十五点のほか、東海道がテーマの別の作品、全国各地の名所絵など百八点を展示。八月十五日以降の後期は一部を入れ替え、計百五十四点を展示する。後期展示では、ゴッホが模写したことで知られる「名所江戸百景 亀戸梅屋舗(かめいどうめやしき)」も公開される。
 学芸員の野上真由美さんは「雨や雪、夜を描いた心に残る作品が多い。広重の工夫に注目してもらえれば」と話している。
 浮世絵の版画刷りを体験できるコーナーもある。観覧料五百円、中学生以下無料。前後期セット券七百円。月曜休館。(問)市歴史博物館=0566(77)6655