大相撲名古屋場所千秋楽の二十三日、上松町出身で西関脇の御嶽海(みたけうみ)(本名・大道久司、出羽海部屋)は、西前頭六枚目の阿武咲(おうのしょう)に押し出しで勝ち、九勝六敗で終えた。
 関脇に昇進した今場所で二桁の勝ち星には届かなかったが、目標とした勝ち越しを果たしたほか、横綱の白鵬と稀勢の里を破り、二場所連続で二度目の殊勲賞を獲得した。
 御嶽海は立ち合いで頭から当たり、鋭い突き押しで阿武咲の上体を起こし、押し込んで土俵を割らせた。会心の一番だった。
 御嶽海は初日、休場明けの横綱稀勢の里に寄り切りで勝ち、十一日目には、全勝の横綱白鵬に寄り切りで土を付け、白鵬の通算最多勝利到達もお預けにした。
 御嶽海は取組後、「勝ち越してから長かった。最後に白星で終われて良かった」と話し、今場所を振り返り「横綱二人に勝てたので、また自信になったかな」。二場所連続での殊勲賞受賞も「良かったなと思う」と語った。