高岡市などの児童や保護者、教員らでつくる合唱グループが、歌とダンス、手話などで夢や希望を表現する「大空へ飛べふれあいコンサート」が二十三日、同市博労本町の市ふれあい福祉センターであった。メンバーは東日本大震災後、被災地の宮城県でボランティアコンサートも開いており、今回は「いのちと平和」をテーマに歌声を響かせた=写真。
 メンバー約八十人が「平和とぞうと子どもたち」(合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」より)と「いのちあるものたちへ」の二曲を寸劇を交えながら歌い、観客に命や平和の尊さを訴えた。
 「幸せなら手をたたこう」は会場全体で合唱。観客も手話をしながら歌った。また、同市野村小学校合唱団の児童が「大すきなあのうたを」などを伸びやかな声で歌い上げた。
 グループは一九八六年から音楽活動を続ける。今年、実行委員長となった西海(さいかい)裕一さん(34)は「命や平和を子どもの言葉で伝えてくれた。観客が少しでも命や平和を考えるきっかけになれば」と成功を喜んだ。メンバーの同市中田小学校五年の浅野泰輝君(11)は「震災の復興への気持ちを込めて歌った。戦争が起きない平和な世界にしたい」と話した。
 コンサートは北陸中日新聞が後援し、二〇一四年に中日ボランティア賞を受賞している。 (武田寛史)