漁船同士が海水を掛け合う「潮かけ祭り」が二十三日、志摩市志摩町和具の和具漁港一帯であり、地元の漁師や海女らが豊漁や海の安全を祈った。
 漁港近くの八雲神社に祭られている海上安全の女神が、沖合三キロの無人島「大島」のほこらに里帰りするのを祝う祭り。約八百年の歴史があり、奇祭として知られている。
 約三十隻の漁船が大漁旗を掲げて港を出発し、大島でアワビなどの海産物を奉納。港に戻る途中、漁船同士がホースやバケツで豪快に水を掛け合うと、参加者はずぶぬれに。港では、岸壁に集まった見物客にも船から水が掛けられ、歓声が上がっていた。奉賛会の福田和義会長(69)は「水を掛けるのには清めるという意味がある。市民が一体となって祭りを続けていきたい」と話した。

 (安永陽祐)