五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う県指定民俗文化財の「大原祇園祭」が二十四日、甲賀市甲賀町鳥居野の大鳥神社であった。
 室町時代の一四一五年から続くとされる。地域の九つの集落ごとに、太鼓を抱えた踊り子の子どもたちに導かれ、高さ約二・五メートルの花がさ計約五十本が次々に鳥居をくぐった。
 メインの「花奪(ば)い神事」では、朱塗りの楼門の前に男衆百二人が左右に列をつくり、拝殿から担がれて出てきた花がさを竹の棒でたたいたり、引き倒したり。参拝者らは上に付けられた花飾りを奪い取ろうと、花がさの周りに群がった。
 昨年まで踊り子を務め、今回は一般の参拝客として訪れた地元の甲賀中一年、長江優君(13)は「いっぱい花飾りをゲットできた。御利益にあずかってテストで良い点を取りたい」と話していた。

 (築山栄太郎)