琵琶湖最大の島、近江八幡市の沖島で二十四日、地元の沖島小や同市で交流のある島小の児童と保護者ら五十人ほどがヨシ舟作り体験をした。完成した全長五メートルほどの舟二隻を湖に進水させ、子どもらが順番に乗り込み「気持ちいい」と歓声を上げた。
 琵琶湖の水質浄化や魚、鳥のすみかになっているヨシの働きを学び、環境保全を考える機会に、と沖島学区まちづくり協議会が西本願寺(京都市)の協力で初めて企画した。
 ヨシは、同市安土町の「西の湖」などで刈り取られた四百キロほどを使用。ヨシの働きを学んだ後、ヨシの保全活動に取り組む門田時宏さん(66)=同市安土町下豊浦=の指導で舟作りに取り組んだ。
 長さ三〜四メートルのヨシを直径六十センチほどに束ね、二束を麻ひもなどで固く結んで胴体を作る作業では、子どもたちは「ヨイショ、ヨイショ」と力を合わせて束を固く結びつけた。舟は両側に波よけ用の長さ三メートル、直径三十センチほどのへりをくくり付けて四時間ほどで完成し、近くの琵琶湖に進水させた。
 救命胴衣を着た子どもら三〜四人が順番に乗り込むと、最初は左右に揺れる舟に怖がっていたが、ゆっくりと動きだすと笑顔に。沖島小六年の本多唯香さん(11)は「湖にしっかりと浮き、クオリティーが高い。舟が左右に揺れたのは結構、楽しかった」と話していた。

 (前嶋英則)