キリンビバレッジ滋賀工場(多賀町)は、人気を集めている工場見学「午後の紅茶ツアー」に新エリアを加え、内容を充実させた。紅茶が抽出される様子を映像で再現し、商品をより身近に感じてもらう。
 紅茶の製造工程を間近で見られる工場見学は二〇一四年から開始し、使っている茶葉が商品ごとに異なっていることなどを紹介する。特に家族連れを中心に人気で、二〇一六年度は約一万人が参加した。
 新設エリアは、大型のモニターに、紅茶を入れるティーポットの中の様子を再現した映像を流す。見学した人が実際に茶葉をティーポットに入れ、お湯を注ぐのに合わせて、モニター上でもお湯が注がれ、紅茶が出来上がる仕組みだ。
 ほかの飲料メーカーの紅茶は、粉末状でお湯を注いで作る商品が多い。「午後の紅茶」は自宅で紅茶を飲むのと同じく、茶葉から作っていることを紹介し、親しみをもってもらう狙いがある。
 二人の息子と体験した彦根市平田町の主婦高田美希さん(33)は「自分の動きと、画面が連動するのがとても新鮮。子どもと一緒に楽しめました」と話した。
 湘南工場(神奈川県寒川町)でも紅茶の見学ツアーをしているが、今回のモニターを設置するのは滋賀工場が初めて。高橋伸夫滋賀工場長は「夏休みの子どもたちが、紅茶について学ぶきっかけになれば」とPRする。
 見学は無料。前日までに電話かホームページで予約する必要がある。午後の紅茶の試飲もある。(問)工場見学予約受付=0749(48)2810

 (山村俊輔)