県サッカー協会は二十五日、県内にJリーグチームをつくることを目指す活動を開始すると発表した。Jチームがないのは全国で九県だけで、協会は「高校サッカーが盛んな三重には十分な能力がある」と強調。ただ、J加盟には条件を満たす新スタジアム建設が必要で、八十億円規模とも言われる寄付金集めが大きな関門となる。
 同協会によると、県内では日本フットボールリーグ(JFL)のヴィアティン三重、地域リーグの鈴鹿アンリミテッド、FCイセ−シマの三チームがJ加盟を目指す。ただJリーグの規定ではJ3でも五千人収容のスタジアムが必要で、ヴィアティンがJFLで上位に入っても、現状ではJ3に昇格できない。
 同協会長の岩間弘・第三銀行頭取らはこの日県庁を訪問し、鈴木英敬知事にJリーグに昇格できるチームづくりを目指す県民協議会設立などへの県の協力を求めた。鈴木知事は「一緒に議論したい」と応じた。
 協会は近く、過去にスタジアム建設に関わった経験者らを顧問に準備会議を立ち上げる。岩間会長は、J1加盟条件の一万五千人収容のスタジアム建設には八十億円程度必要と明かした。県財政が厳しいことなどから寄付中心で調達する考えを示し、「まず県民にJチームをつくる機運を盛り上げたい」と話した。

 (森耕一)