第九十九回全国高校野球選手権三重大会は二十五日、四日市市営霞ケ浦球場で準決勝二試合があり、ノーシードから勝ち上がった三重と、昨年準優勝の津田学園が決勝に駒を進めた。三重は第三シードの津商との接戦に競り勝ち、津田学園は、第二シードの菰野を七回コールドで退けた。三重は三年ぶり十三回目、津田学園は初めての夏の甲子園出場を狙う。決勝は二十六日午後零時半から、同球場で予定されている。
◆三重6−5津商
 三重が終盤の得点で津商を振り切り、接戦を制した。

 三重は、七回1死三塁から、内野ゴロの間に勝ち越し。八回は代打西尾の右越え本塁打で、九回には2死一、二塁から大川の右中間三塁打で加点した。投げては、四人の継投で追い上げをかわした。

 津商は九回に敵失に乗じて1点差まで迫ったが、届かなかった。
 ■三重・中村好治監督 負けてもおかしくない厳しい試合だったからこそ、この勝利には価値がある。個々の力は、三年前の甲子園準優勝メンバーにひけをとらない。決勝もまずは先取点を奪い、主導権を握りたい。
 ■三重・伊勢谷譲二主将 準々決勝まではコールド勝ちだったので、きょう初めて接戦になったが、粘り強く戦えた。決勝も簡単に勝てないと思うが、取られても取り返す気持ちで、どんな形でもいいから勝ちたい。
◆津田学園10−3菰野
 津田学園が三回の猛攻で試合を決め、菰野にコールド勝ちした。

 津田学園は三回、菊地の右中間三塁打など5安打に5四死球を絡め、打者十三人の攻撃で8点を奪った。投げては、水谷が要所を締める投球で、3失点にとどめた。

 菰野は六回、岡林飛が右越え本塁打を放ち、一矢報いたが、序盤の大量失点が最後まで響いた。
 ■津田学園・佐川竜朗監督 一回戦から、目の前の試合だけに集中して戦ってきた。選手は試合を戦い抜く中で、本当に良く成長している。決勝は総力戦になると思う。しっかりと勝利をイメージして、臨みたい。
 ■津田学園・水谷翼主将 昨年届かなかった夢をかなえる機会をまたもらえた。三重の打線は強力。守備のミスを減らす、低めの投球を心掛けるなど、基本を大切にして戦い、笑顔で甲子園に行きたい。