中国・杭州市と岐阜市が日中不再戦の碑文を交換して五十五周年になるのを記念し、県内の大学生でつくる「岐阜日中友好青年訪中団」が二十五日、発足した。八月二十八日からの五日間、杭州、上海の両市を訪問し、現地の企業を見学したり大学生と交流したりする。
 訪中団は岐阜日中文化交流協会の主催で、朝日大(瑞穂市)と岐阜大(岐阜市)、岐阜市立女子短大(同)から学生計十人が参加。団長を県日中友好協会副会長の大友克之・朝日大学長が務める。
 岐阜市美江寺町の市民会館で訪中団の結団式があり、大友学長が「中国とは文化的、歴史的にも交流が深い。見聞したありのままを、多くの友人に伝えてほしい」とあいさつ。学生代表の岐阜大二年、丹羽諒さん(19)は「インターネットからの断片的で極端な情報に接するだけでなく、現地を訪れて体感することが大切。多くを吸収したい」と意気込みを語った。
 碑文交換は一九六二(昭和三十七)年十月に杭州市で行われた。松尾吾策・岐阜市長が「日中不再戦」、王子達・杭州市長が「中日両国人民世世代代友好下去(中日両国の人々は子々孫々にわたり友好を続ける)」と揮毫(きごう)して交換。翌年、両市にそれぞれの碑が建立された。

 (小倉貞俊)