有名店のシェフたちが県産の天然アユをアレンジした料理が二十五日、名古屋市千種区の複合商業施設「ナゴヤセントラルガーデン」にお目見えした。パスタや炊き込みご飯など、新たなアユの食べ方を提案している。
 二年前に世界農業遺産に認定された「清流長良川の鮎(あゆ)」をPRし、消費拡大につなげようと県などが企画。郡上漁協(郡上市)がアユを提供し、同施設に入る四店舗がメニューを考案した。
 人気シェフの落合務さんが手掛けるイタリア料理店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」は、オリーブオイルに漬けて焼いたアユと夏野菜のパスタを作った。
 この日は試食会があり、「素材がいいから料理に手を掛けなくてよかった」と落合さん。アユのカリッとした食感に満足そうな表情を見せた。
 日本料理の「神谷」はアユを酢に漬けて煮込んだ「酢煎(い)り」と定番の塩焼き、「賛否両論」はショウガの香りが引き立つアユの炊き込みご飯を披露。中華料理の「四川飯店」はアユを丸ごと煮込み、約十種類の香辛料で味付けした。
 アユ料理は八月六日まで、各店舗のランチやディナーメニューとして一日限定二十〜四十食提供される。
 試食会に参加した郡上漁協の白滝治郎参事(59)は「シェフたちの発想でアユの可能性が広がった」と喜んだ。 
 (近藤統義)