通行止めに備え
 金沢市は大雨による地下道の冠水が相次いでいる事態を受け、大雨警報が発令された時点で市職員や協力業者を現場に出動させて通行止めの対応に備える態勢を取り始めた。二十五日の市議会建設企業委員会で、田中展郎議員(自民)に答えた。(小室亜希子)
 七月の観測史上最大となる時間雨量六一・五ミリを記録した今月四日の大雨では、神野、示野南、浅野町、保古橋、疋田の計五カ所の地下道が冠水。このうち疋田地下道では車二台が立ち往生した。
 市によると、疋田地下道では同日午前十時に五センチの路面水位を計測。三分後の同十時三分には十五センチになり、同十時二十分に通行止めの措置を完了したが、この間に車が入り込んだ。電光表示や回転灯で冠水への注意や通行止めを知らせたがドライバーは気付かないまま進入したとみられる。
 市はこれまで路面水位が五センチになった時点で、職員らを現場に向かわせていた。だが雨脚が速く、短時間で強雨が降る最近の傾向を踏まえ、疋田のほか、神野、示野南、浅野町の計四カ所で、大雨警報が出た時点で急行させる態勢を開始。現場で水位の状況を確認しながら、迅速に通行止めなどの対応を取る。
 市は地下道の冠水対策として、警察との連携強化や注意看板の増設も示した。市道路管理課の担当者は「大雨の時は、通行止めなどの表示によく注意してハンドルを握ってほしい」と呼びかけている。