関西電力は二十六日、今秋以降の再稼働を目指している大飯原発3、4号機(おおい町)の対策工事の完了時期が八月にずれ込むと明らかにした。工事計画に対する原子力規制委員会の認可が同日現在で得られていないため、認可後に五日間で実施する工事が始められないのが理由。
 関電は七月中に全工事を終える予定だった。残っていた敷地への津波の侵入を防ぐ高さ八メートルの防護壁設置などの工事は、既に終了している。しかし、規制委の審査に想定よりも時間がかかり、認可後でなければできない原子炉容器下への一次冷却水漏れの検知機器設置工事に着手できていない。
 関電は二基を十一月に営業運転させる予定を立てているが、変更するかも含めて「検討する」とした。原子炉の起動は、営業運転の一カ月ほど前になる。再稼働には町長や知事らの地元同意も必要で、実際の時期は見通せない。

 (尾嶋隆宏)