大町市内で開かれている「北アルプス国際芸術祭」の作品鑑賞パスポート販売数が、二十五日時点で一万九千五百七十九枚になり、目標にしていた二万枚を達成する見通しとなった。収入目標(四千万円)は既に突破しており、実行委員長を務める牛越徹市長は二十六日、「大町の水、木、土、空を表現するコンセプトが明確だったことなどが奏功した」との受け止めを示した。同芸術祭は三十日に閉幕する。
 作品鑑賞パスポートは、市内三十四カ所に展示されている全作品を鑑賞できる。二十五日現在の前売りと当日券を合わせた販売実績は、一般向けが一万六千八百九十四枚、高校生向けが百六十七枚、小中学生向けが二千五百十八枚。一作品を見る個別鑑賞券販売なども一万七千九百六十五枚となった。
 収入目標は、協賛金や寄付金なども合わせて四千万円としていたが、同パスポートなどによる売り上げが計四千二百万円余で、一連の入場料だけで達成した。
 展示会場三十四カ所のうち、集計可能な二十カ所の来場者(二十五日現在)は延べ二十一万九千五百十二人となっている。
 同芸術祭は六月四日に開幕し、現代美術を中心に三十六組の作家らが作品展示や音楽などのパフォーマンスを繰り広げている。今月三十日午後六時から同市大町の大町公民館分室で閉幕式を開き、スライドなどで五十七日間を振り返る。
 (林啓太)