県は八月から、外見では分かりにくい障害がある人が支援を受けやすくする目印の「ヘルプマーク」を無料で配布する。全国では十都府県目の導入。民間事業者にも周知の協力を呼び掛け、マークの定着を図る。
 内臓疾患の患者や、人工関節や義足の利用者が周囲の手助けを受けられるようにと東京都が二〇一二年に発案。縦八センチ、横五センチで、かばんやベルトにぶら下げて使う。障害の種類や必要な配慮も書き込める。
 導入は東海北陸地方では初めて。当面は二万個を用意し、県庁と七カ所の県事務所、各市町村役場の福祉担当窓口で希望者に配る。障害者手帳の提示は不要で、家族らが代理で受け取れる。
 県は導入に合わせ、県内の路線バスや三セク鉄道の優先席付近にマークを知らせるステッカーを掲示。マークの利用者が災害時に配慮されるよう、病院や警察署、消防署にも理解を求める。
 県の担当者は「マークを見かけたら座席を譲るなど、思いやりの行動をお願いしたい」と話している。(問)県障害福祉課=058(272)8309
 (近藤統義)