本格的な夏山シーズンを迎え、県警は二十六日、北アルプスの積雪状況などを発表した。全体的に雪解けが進み残雪は少ないが、一部では残っているところもあり、担当者は「最新の気象情報に注意し、余裕を持った登山計画を」と呼び掛けている。
 県警地域課は、今月十九日に上空からヘリコプターで確認した。多くは雪が解けて登山道が露出しているが、北穂高岳周辺など一部では残雪があった。また、西穂高岳や奥穂高岳、槍ケ岳一帯などは急な岩場が続き、浮き石も多いため、万全の準備で入山する必要がある。新穂高登山指導センターや穂高岳山荘に警察官らが八月十六日まで常駐し、パトロールにあたる。担当者は「夏は日照時間に応じて行動時間も長くなり、疲労が蓄積しやすい。装備品や食料を入念に準備してほしい」と話す。
 二〇一六年の夏山シーズンに北アルプスでは、二十二件の遭難事故が発生し、二人が死亡、三人が重傷を負った。
 (兼村優希)