加賀市の全十九小学校の五、六年生を対象とし、ミニコンピューター「ラズベリーパイ」を使ってプログラミングなどを学ぶラズベリーパイ教室が二十六日、同市三谷小学校で始まった。教室は八月二十三日まで、夏休み中の各小学校で開かれる。市教委は二学期から本格的に開始する年五時間のプログラミング授業に向け、児童たちの関心を高めるのが狙い。(古田秀陽)
 ラズベリーパイは英国で教育用に開発され、縦三センチ、横六・五センチの一枚の基板に集約されたミニコンピューター。安価で手軽にプログラミングや電子工作を学べる。米グーグル社元副社長で「スマート加賀IoT推進協議会」会長の村上憲郎氏が、教育用にラズベリーパイの使用を市に提案し、同教室が実施されることになった。教室は計二十二回開かれ、十九校の二百三十五人が参加する。
 初日の三谷小では児童十五人が参加。元IT企業に勤めていた市地域おこし協力隊員らから指導を受けながら、児童たちは画面上の命令ブロックを組み合わせてプログラミングができる言語「スクラッチ」を使い、複数のネコから追われるネズミのキャラクターをマウスで操作して逃がすゲームを作った。
 ゲームがうまく動くと、子どもたちは笑顔を見せたり、「(ネコの動きが)速すぎる」と声を上げたりしていた。六年生の奥野哲知(さとし)君は「いい経験になった。違うゲームも作ってみたい」と話した。ラズベリーパイは夏休み中に使ってもらうため各児童に配られた。