名古屋市教委は、市立図書館の再編を目的とした「なごやアクティブ・ライブラリー構想」案を示した。現行施設を活用する一方で、十年以内に千種区内で蔵書十五万冊規模の図書館を新設する考えを明らかにしている。設置場所は星ケ丘を候補に検討を進める。
 構想案は新たな需要の取り込みと、人口減少社会に対応した施設の効率化を目的に作成。二〇五〇年度までの市立図書館整備の在り方を示している。
 それによると、鶴舞中央図書館周辺の中区、昭和区を除いた十四区を五ブロックに分類。各ブロックで一カ所ずつ、蔵書十五万冊を置いた上で郷土資料なども収集する施設を設置する方針。この五施設は、現在の直営方式を維持する。
 それ以外はゆったりとした空間を備えた「五万〜七万冊」のタイプと、駅周辺など交通の便の良い場所に位置する「一万冊」の施設に再編する。指定管理者制度など民間活力の導入も進める。現在は鶴舞を除き、すべて七万〜十万冊規模という。
 老朽化施設の目立つ北東部を優先させるため、千種区での整備を先行。同じブロックにある守山、名東図書館も民間施設内に移転するといった手法を検討すると定めた。
 構想案の冊子は各区役所や各市立図書館などに置かれ、八月二十五日まで市民の意見を受け付ける。
 (安田功)