川の上にしつらえた桟敷で古都の夏の涼を楽しむ「金沢・浅の川園遊会 白糸川床」が二十六日夕、金沢市主計町で始まった。客は浅野川を眺めながら料亭の松花堂弁当やアユの塩焼きに舌鼓を打ち、芸妓(げいこ)の踊りを堪能した。
 市民有志でつくる実行委が開き十一回目。浅野川かいわいのまちづくりの一環で、夏の風物詩にする狙い。前身の園遊会から数えると三十年にわたる。
 桟敷にはすだれを掛け、ちょうちんを連ねて風情を醸し出した。よく晴れた夕空の下、芸妓があでやかに舞い踊り、加賀料理を囲む宴席を華やかに彩った。代表実行委員の一人、佃一成さん(78)は「住民の心を育み、金沢らしい町を残していけたら」と話していた。八月十日までで、既に全期間満席。 (日下部弘太)