ドイツ国立管弦楽団のメンバーと東三河の中高生らによる「マエストロと夢見る若者たちのコンサート」が29日、豊橋市神野ふ頭町のライフポートとよはしで開かれる。本番を前に、200人が練習に励んでいる。中学1年から毎年参加する高校3年辻田薫りさん(17)=豊川市出身=はソリストを担当。思い出の会場に感謝の音色を奏でる。
 演奏会は、豊橋で公演経験があるブランデンブルク国立管弦楽団フランクフルトの首席客演指揮者、浮ケ谷孝夫さんの提案を受けて二〇一〇年に開始。本番前の三日間、中高生が一流の音楽家から指導を受けるオーケストラキャンプも毎年あり、音楽を志す若者の技術向上や国際交流の場になっている。
 辻田さんは現在、東京芸術大音楽学部付属音楽高校(東京)に在学。バイオリンは三歳で始めた。初めは周囲についていけなかったが、次第に難しい曲が弾けるようになり、のめり込んだ。
 中学二年で全日本学生音楽コンクールの全国大会に進出。昨年はルーマニア国際音楽コンクールでファイナリストとなった。
 高三で迎える最終年の今年のコンサートでは、全バイオリニストの前で弓を操り、独奏するソリストを務める。オーケストラキャンプに初参加したころは、上級者が並ぶ前列には立てず、最後列で演奏していた。将来、ソリストになるとは思っていなかったという。
 「こんな機会はめったにない。本番は緊張すると思うけど、純粋に音楽を楽しんでいる若者と、一流の演奏家の共演をぜひ見てほしい」と話す。
 コンサートは午後二〜四時。プロ講師による第一部と中高生を交えた第二部、最後に講師と中高生ら計約百五十人によるカルメンの演奏もある。チケットは全席自由で大人千円、高校生以下五百円(税込み)。取り扱いは豊橋市役所やライフポートとよはし、豊橋市西小田原町の穂の国とよはし芸術劇場プラットで。当日券もある。(問)市「文化のまち」づくり課=0532(51)2873
 (五十幡将之)