四十回目の節目を迎えたオートバイの国内最大級レース「鈴鹿八時間耐久ロードレース」(鈴鹿8耐)は二十八日、鈴鹿市の鈴鹿サーキットで予選があり、五年ぶり四回目の優勝を目指す鈴鹿市の「TSRホンダ」が五位に入った。
 いずれも鈴鹿市で、九年ぶりに参戦した「モリワキモチュール」は八位、「ホンダ鈴鹿レーシング」は九位。この地元三チームが二十九日の最終予選「トップ10トライアル」への進出を決めた。
 予選は、全六十八チームのライダーの最速タイムで順位を決定。TSRは、ライダー三人のうち一人が直前に急きょ交代して臨んだが、ドミニク・エガーター選手(スイス)らが力走した。
 二十九日は上位十チームがコース一周のタイムを競い、決勝のスタート位置を決める。決勝は三十日午前十一時半から。
 予選の合間には、各チームのピット周辺をファンに開放。二千九百人が訪れ、ライダーらにサインや握手を求めたりして触れ合った。堺市から訪れた小学六年の鳴尾匠君(11)と二年の旭君(7つ)の兄弟は、マシンと記念撮影し「それぞれのひいきチームを一生懸命応援したい」と声を弾ませた。
◆往年の名車ファン興奮 8耐の歴史紹介
 8耐の期間中、鈴鹿サーキットでは、一九七八(昭和五十三)年の第一回大会から歴史を彩った名車などを展示する「8耐ヒストリー“メガ”ミュージアム」が開かれている。
 サーキットの正面入り口に近い「GPスクエア」など二カ所に、往年の優勝マシンを含めた五十台余が展示された。メーカーの手厚い支援を受けない独立系チームながら、第一回大会で優勝したヨシムラの「GS1000」をはじめ、八五年に初優勝を目前にして無念のリタイアを経験したヤマハテック21の「FZR750」などを紹介。ファンらが雄姿を目に焼き付け、写真に収めたりしていた。
 二十九、三十の両日には、ヨシムラで初優勝を飾ったウェス・クーリーさん(米国)ら往年のライダーを迎えたトークショーがある。
 (山本克也)