上田市マルチメディア情報センターは、上田藩出身の幕末の兵学者で、議会政治の導入を提唱した赤松小三郎(一八三一〜六七年)を紹介する専門サイトを開設した。二〇一八年に明治維新から百五十年を迎えるのを前に、地元の志士・赤松小三郎を上田市内外に周知していく狙い。
 赤松は上田藩の下級武士の子に生まれ、江戸や長崎で勝海舟らに師事。蘭学(らんがく)や英学、航海術などを習得した。英国の歩兵操典を翻訳し、議会政治の導入を早い時期に提唱したことで知られる。維新を迎える前に、薩摩藩士に暗殺された。
 サイトでは、赤松の人生を紙芝居風に紹介する動画のほか、赤松の洋装の写真や鍔(つば)をサーベル風に仕立てた愛用の日本刀、幕府や薩摩藩主の父に議会政治の導入を提案した建白書などの写真を掲載。
 市内の生家跡や、京都市内の暗殺の現場などの主なゆかりの場所のほか、伝記や解説書なども紹介している。
 センターの担当者は「上田に、維新期の日本の在り方に影響を与えた偉人がいたことを広く伝えたい」と話している。
 (林啓太)
リンク:赤松小三郎紹介サイト(http://museum.umic.jp/akamatsu/)