県内の大学生による日本酒造りプロジェクトが二十八日、本格的に始まった。福井市の福井大文京キャンパスで学生らによるワークショップがあり、これから仕込む日本酒の味の方向性や商品名の候補を決めた。
 福井大の学生が参加を呼び掛け、福井工業大の学生たちが賛同。両大の四年生から大学院生まで約四十人が米づくり、酒づくり、営業、デザインの四チームに分かれ、酒米の山田錦の田植えから稲刈り、醸造、販売までを手掛ける。吉田酒造(永平寺町)が協力する。
 ワークショップでは、酒米を50%削った甘口の純米大吟醸酒を仕込むことを決め、価格は七百二十ミリリットルで二千円ほど、一升瓶で四千円ほどを想定。学生たちが「祝いの場で飲む酒に」「福井の偉人の歌になぞらえて」などの思いを込めて考えた商品名四案が示され、投票で「福の愉(たのしみ)」が第一候補に決まった。
 今後、商標登録されていないか確認し、吉田酒造関係者と調整の上、商品名を正式決定する。来年二月上旬の発売を目指し、ラベルやふたのデザインや日本酒の仕込み、販路開拓などに取り組む。
 (清兼千鶴)