第二次大戦中に約六千人のユダヤ人を救った外交官・杉原千畝の功績をたたえる「杉原ウイーク」が三十日から、八百津町で始まる。八月六日まで。四日には、実際に千畝が発給した「命のビザ」で命を救われたシルビア・スモーラーさん(85)=写真、町提供、米ニューヨーク在住=の講演会がある。
◆4日に米女性が講演
 スモーラーさんは六歳の時、リトアニア・カウナスの日本領事館でビザを受け取って日本へ渡り、ナチス・ドイツの迫害から逃れた。そのビザは一九九三年に町に寄贈され、町が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に「世界の記憶」登録を申請している千畝の関連資料「杉原リスト」の一つとなっている。
 登録に向けた機運を高めようと、町がスモーラーさんを招き、四日午後六時半から町ファミリーセンターで講演会を開催。ドキュメンタリー短編映画「杉原千畝を繋(つな)いだ命の物語」の上映や、制作した俳優の梶岡潤一さんの講演などもある。
 期間中、同町八百津の杉原千畝記念館では、スモーラーさんが寄贈したビザの原本を特別に公開。近くの人道の丘公園では五日午後六時から、歌手の太田裕美さんと八百津東部中生徒による「星空コンサート」も開かれる。
 ファミリーセンターでは十三日まで、平和をテーマにした短歌大会の入賞作品などが展示される。いずれも入場無料。

 (平井一敏)
 ◇短歌大会入賞者の皆さん(県内関係分)
 【人道大賞】学生 後藤綸(潮見小3)
 【小学生】愛賞 亀井咲希(伊深小4)遠藤桃香(錦津小4)▽心賞 伊東叶翔(潮見小3)佐藤椛(錦津小6)▽勇気賞 桑原杏理、古田陸翔(和知小5)
 【中学生】愛賞 安藤茉央(八百津中3)▽心賞 傍島琴美(美濃加茂西中2)▽勇気賞 松原若菜(同3)
 【一般】愛賞 大橋順雄(関ケ原町)
 【学校賞】奨励賞 潮見小学校