江戸時代から続く湖西市新居町の「遠州新居手筒花火」が二十八日夜、新居小グラウンドで披露された。太い手筒から勢いよく噴き出す火柱が何本も闇に立ち、勇壮さに見物客が酔いしれた。
 地元の諏訪神社の祭礼で、二日間にわたる「奉納花火」。竹に縄を巻く筒の製作から火薬詰めまで全て手作りで、二十八日夜は花火の出来を確かめる「試み」が行われた。
 点火場で次から次へと手筒に点火する「乱点(らんづ)け」では、男衆らが火の付いた手筒を片腕に抱え、「ソラダセダセヨ」の掛け声の中、降り注ぐ火の粉をものともせず、踊り歩いた。掛け声もかき消されるほどの「ゴーッ」という火花の噴き出す音がグラウンドに響き続けていた。
 二十九日は新居中グラウンドで前夜祭があり、再び手筒花火が披露され、三十日に本祭りがある。
(野村由美子)