◆9月出荷分から カツオ高騰、5品目
 ツナ缶製造大手のはごろもフーズ(静岡市清水区)は二十八日、主力商品「シーチキン」のうちカツオを原料とする「シーチキンマイルド」の価格を6〜7%引き上げると発表した。世界的なツナ缶需要の高まりを受けてカツオ相場が高騰しているためで、九月一日出荷分から値上げする。値上げは二〇一三年五月以来、四年四カ月ぶり。
 対象はマイルドシリーズの五品目。定番の油漬け缶詰「シーチキンマイルド」(七十グラム)の希望小売価格を百六十円から百七十円、水煮タイプの「素材そのままシーチキンマイルド」(七十五グラム)を百四十五円から百五十五円にそれぞれ改定する。「はごろも舞」ブランドを中心とするカツオの削り節四十一品目も5〜25%値上げする。
 はごろもフーズは、焼津漁港で水揚げする冷凍カツオを主に使う。焼津漁協のまとめでは、七月下旬の市場での取引価格は一キロ当たり二百三十円台と、百五十円前後だった一五年末より五割ほど上がっている。
 世界最大のツナ缶メーカーがあるタイでも冷凍カツオの相場は高騰している。はごろもフーズの広報担当者は「世界的なツナ缶の需要増が背景にあり、今後も原料価格は高水準で推移すると予想される」と話す。
 ツナ缶の原料はカツオのほか、キハダやビンナガマグロ。
(西山輝一)