福井市のハピリンにある飲食店「うなぎ割烹曙覧(かっぽうあけみ)」が中国産ウナギを国産と偽って提供した事件を受け、店を経営する名古屋市のウナギ輸入販売会社がハピリンから撤退する意向を固めたことが分かった。同社は坂井市三国町で進める空き家活用事業からも撤退する方針を市に伝えた。
 ハピリンの商業フロアを管理する福井駅西口開発によると、会社側が二十八日、撤退に向けて店の敷地を原状回復する工事を準備していることを、西口開発の代理人弁護士に電話で伝えた。工事や店の明け渡し時期は未定という。
 西口開発は七月十八日、会社に対して契約解除を求める書面を送っていた。店は六月二十八日から休業している。
 坂井市での事業は、三国町北本町四の旧大木道具店を改修し、地元食材を使った洋食店とカフェとして活用する計画。来年四月のオープンを目指して五月から工事をしており、市は二千万円を補助する予定だった。市は事業撤退の方針に応じるという。

 (平野誠也、中田誠司)