ジビエの利活用の推進や、農業を通じ地域と一緒に地域おこしをする下伊那農業高校アグリ研究班(飯田市鼎名古熊)が二十九日、手作りのジビエ料理を振る舞う「高校生レストラン」を、同市川路の天龍峡温泉交流館「ご湯っくり」で開いた。
◆天龍峡温泉で販売
 研究班はこの日、一〜三年の十三人が参加。遊休農地で育ててきたパン用小麦を使った丸パンと、それに合わせたジビエ料理などをプレートに盛り付けたセット(七百六十円)を五十人分作り、販売した。
 プレートの中身は、鹿肉のカツとカルパッチョ、同校産のトマトと卵のサラダ。鹿肉のソーセージ入りのコンソメスープも付けた。午前十一時〜午後二時の営業中に完売。客からは「いつも食べる鹿肉より柔らかくておいしい」と好評だった。
 三年の林ひなの班長(17)によると、ジビエ料理を自宅でも作ってもらおうと、ランチョンマット代わりに調理法を書いた紙を使い、持ち帰ってもらった。班長は「ジビエは現在、食肉より捨てる方が多い。でも栄養価が高くカロリーは低い。口コミで広めてもらい、普及につながれば」と話していた。
 レストランは八月十九日と九月十七日も開く。八月は、川路小児童と鹿肉キーマカレーを提供。九月は鹿のレザークラフトの販売や制作体験もある。
 (伊勢村優樹)