◆浜松科学館で開催中の「深海アドベンチャー」
 浜松市中区北寺島町の浜松科学館で開催中の夏の特別展「深海アドベンチャー」(中日新聞東海本社など主催)で二十九日、西区舞阪町の浜名湖体験学習施設「ウォット」の加藤修館長(57)を招いた講座があった。家族連れら六十人が深海の過酷な環境や生き物に関する解説に耳を傾けた。
 ダイバーとして働いた経歴がある加藤さんは、深海は一〇メートル潜るごとに水圧が一平方センチ当たり一キロずつ増える「危険な場所」と解説。生き物は餌やパートナーを探すのが難しい暗闇の中で「発光したり、目の前のものを捕まえやすい大きな口を持ったりと、いろんな形で生存している」と説明した。
 加藤さんは体長四〇センチほどの珍しいマダラトビエイや、平べったい姿のカスザメ、「生きた化石」とされるオウムガイといった浜名湖や遠州灘で捕れた生き物の標本も紹介。「最近は温暖化の影響か、これまで見ることがなかったクラゲも現れるようになった」と、身近な地域の現状にも触れた。
 特別展は八月二十七日まで。一般千円、中学生以下五百円。三歳以下無料。障害のある人と七十歳以上は半額。
(久下悠一郎)