源平の倶利伽羅合戦にちなむ「メルヘンおやべ源平火牛まつり」(北陸中日新聞など後援)が二十九日、富山県小矢部市中心部で開かれた。呼び物の火牛の計レースでは、わらで作った重さ約七百キロの牛が商店街通りを駆け抜けた。
 平安時代末期の一一八三年に、源氏の武将・木曽義仲が牛の角にたいまつをつけてけしかけ、平氏の軍勢を谷に突き落としたとされる奇襲「火牛の計」にちなむ。牛を載せた台車を四人一組で引き、二十四チームが途中、酒だるを積むなどして五十メートルを往復するタイムを競った。
 牛は出だしこそ遅いが、本物のたいまつの炎を揺らしながら走り、迫力たっぷり。小型の牛を使った小学生の部もあり、保護者らから声援が飛んだ。 (山森保)