豊根村古真立(こまだて)の新豊根ダムが二十九日、一般公開され、県内や神奈川、埼玉、大阪などから多くのダムファンらが訪れた。「森と湖に親しむ旬間」(三十一日まで)にちなみ、管理者の国交省が毎年催している。
 参加者は数人のグループに分かれ、職員の説明を聞きながら、普段は立ち入ることができない操作室とえん堤内部を見学。湖面巡視艇「レイクみどり」の試乗や破砕器を使った流木のチップ化実演、建設当時の記録映像の上映もあり、全員にダムカードが配られた。
 今年は、村内有志でつくる「豊根ウインドオーケストラ」(新木正明団長)が初めて出演。試験放水開始のファンファーレを奏でた後、高さ一一六・五メートルのえん堤頂部の通路でミニコンサートを開き、澄んだ音色を周囲の山々に響かせた。
 浜松市中区名塚町から両親らと訪れた小学四年生の伊藤謙君(10)は「昨年の夏休みの自由研究で天竜川水系の治水を調べ、新豊根ダムを知りました。規模が大きくて驚きました」と話していた。
 (鈴木泰彦)