◆川辺2発、5位に浮上
 サッカーJ1のジュビロ磐田は二十九日、川崎市の等々力陸上競技場で、川崎フロンターレと対戦、5−2で勝ち、二〇〇四年以来、十三年ぶりの六連勝を飾った。前半を2−1で折り返した磐田は後半、カウンターがさく裂、3点を奪って、勝負を決めた。
 勢いが止まらない。今季、ホームで負けなしの川崎に、初めて土をつけた。勝敗の分岐点は、後半10分のMF川辺駿選手の追加点。カウンターから、FW川又堅碁選手のパスを受け、冷静に相手GKの股を抜いた。
 パスを細かくつなぐスタイルの川崎。そのパスを寸断することで、川崎守備陣を混乱に陥れた。練習を重ねてきたカウンター攻撃が面白いように決まり、MFアダイウトン選手、川又選手が得点を重ねた。名波浩監督は「3点目が入って楽になったが、本当は5−1で終わらせる努力をしないといけない」と終盤の失点を挙げて、絶好調にも気を引き締めた。
 試合終了後、激しく雨が降る等々力陸上競技場にサポーターの凱歌(がいか)が響きわたった。無理もない。J1リーグで等々力で勝ったのは二〇〇七年以来、十年ぶりだった。そして一試合5得点以上は、二〇一二年の新潟戦以来五年ぶり。ここ数年、夏場に成績を落とし、苦戦を強いられてきた磐田が大事な一戦に勝ち五位浮上。優勝争いに名乗りを上げた。
(川住貴)