木曽地域に伝わる踊り「木曽踊り」や民謡の文化継承に取り組む木曽郡内の四団体が「木曽谷民謡連絡会」を設立した。木曽町文化交流センターで三十日、設立総会があり、各団体の舞台衣装姿の約三十人が、後継者不足や高齢化などの諸課題に連携して取り組むことを確認した。
 連絡会に参加するのは木曽踊保存会(同町)、正調木曽踊り上松保存会(上松町)、須原ばねそ保存会(大桑村)、妻籠木曽踊りの会(南木曽町)。
 これまで個別に地域のイベント出演や練習会を行うだけで、深い交流はなかったという。木曽踊保存会が来年の設立百周年を前に、郡内で木曽踊りに関わる団体に連携を呼び掛け、四月から準備を進めてきた。
 連絡会長に就任した同保存会の森下敬吉会長は「郷土芸能はふるさとそのもの。将来の子どもたちが地域を知り、語るためにも決して絶やしてはいけない。連絡会を皆で知恵を出していく場にしたい」と意気込んだ。
 総会後には町内の福島小に移動し、校庭脇に設置されている木曽踊保存会の初代会長で元木曽福島町長の伊東淳氏の銅像前で円になり、全員で木曽踊りの奉納を行った。
 今後、交流会で積極的に情報交換していくほか、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックで連絡会のページを立ち上げて四団体の情報を一括発信するなど、効率的なPR方法を模索していく。
 (酒井大二郎)