鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開かれていたオートバイレース「鈴鹿八時間耐久ロードレース」(鈴鹿8耐)は三十日に決勝があり、鈴鹿市の「TSRホンダ」が二百十五周で暫定三位。五年ぶりの優勝は逃したが、常に上位争いに絡み、四十回目の大会に花を添えた。
 前回十八位だったTSRは、四番手でスタート。終了三十分ほど前にマシンから発火するトラブルがあったが、ペースを大きく崩すことなくゴールし、表彰台に上がった。藤井正和総監督(57)は「選手らはよくやってくれた。世界一に向けて、もう一度やり直したい」と振り返った。
 九年ぶりに8耐に参戦した「モリワキモチュール」は序盤十位以内だったが、六十一周目の転倒が響き、二百二周で二十七位だった。他の主な県勢は「伊藤レーシング」(津市)が十五位、「ホンダ鈴鹿レーシング」(鈴鹿市)が二十位、「チームディライト」(同)が四十四位、「アケノスピード」(伊勢市)が五十一位。
 8耐と同じ世界選手権シリーズで、四月に仏ルマン市であった「ルマン二十四時間耐久ロードレース」も四十回目を迎えたことを記念し、ルマンのレースを主催する「フランス西部自動車クラブ」のピエール・フィヨン代表(59)が来訪。緑色の旗を振ってレースの開始を知らせ、両大会を通じた交流強化に期待を込めた。
 今回は優勝チームへの鈴鹿市長賞が設けられ、末松則子市長が三連覇を果たしたヤマハのライダーに伊勢型紙でデザインしたトロフィーと盾を贈った。
 サーキットによると二十七日から四日間の観客動員数は、延べ十二万八千人。昨年より四千人多く、五年連続で増えた。サーキットの水上嘉之広報・宣伝課長(51)は「世界耐久選手権の最終戦に位置付けられたことに加え、関連イベントの充実が奏功した」とコメントした。

 (山本克也)