旧伊賀街道の夏を彩る伊賀市平田の植木神社祇園祭(県無形民俗文化財)が三十日あり、氏子らが無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願った。
 祭りは約四百年の歴史があるとされ、昨年国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された上野天神祭ともゆかりがある。
 みこしに続き、太鼓や花がさ、だんじりがゆっくりと巡行すると、観光客らが沿道からカメラを向けていた。街道沿いの商店も窓を開け、店内に貴重な掛け軸を飾って歓迎し、一帯は熱気に包まれた。
 だんじりの引き手には、津市の航空自衛隊笠取山分屯基地や地元の小学校からボランティアが加わった。初めて参加した伊賀市の小学六年橋本煌月(こうが)君(11)は「意外と重かった。来年はだんじりの上で奏でるおはやしもやってみたい」と話した。

 (飯盛結衣)