ふき替え工事 見学会
 源平倶利伽羅(くりから)合戦の前に源氏の武将・木曽義仲が戦勝祈願をしたとされる小矢部市の埴生(はにゅう)護国八幡宮で、国重要文化財に指定されている社殿のこけらぶき屋根のふき替え作業が進められている。工事期間を利用して三十日、修理現場の見学やこけらぶきの体験を楽しむ催しが開かれた。(渡辺健太)
 社殿の屋根は薄いサワラの板を重ねて敷き詰めるこけらぶきになっており、約二十五年に一度ふき替えてきた。前回の二〇〇五年は屋根全体の75%行い、残りの25%をふき替えることにし、今月から作業が始まった。国や県、市の補助を受け、事業費は約二千三百万円。九月末の完成を予定している。
 見学や体験は、伝統技法を住民に知ってもらおうと埴生雅章宮司(69)が企画。修理を請け負う建築業者が現場を案内し、小さな模型を使ってこけらぶき体験を実施。薄い板を重ねて一枚一枚を細かいくぎで留めていく作業を体験してもらい、参加した市内の石動小一年柳沢輝君(6つ)は「まっすぐくぎを打つのが難しかった」と話していた。